高校入試 増える論述問題

先月、平成28年度長野県公立高校入試の平均点等の結果が教育委員会から公表されました。5科平均点の合計は、H27年度が273.11点だったのに対し、H28年度は263.52点と、前年に比べて約10点低くなりました。特に理科が前年に比べて14.22点も下がりました。

詳しくは「SOUMEI通信」でお伝えしていますが、問題の傾向は、ここ10年ほどの中で最も大きな変化の年だったといえます。各教科に共通する点は、論述・記述問題の増加です。知識だけでなく、思考力・判断力・表現力を問う問題が増やされています。論述問題の割合を見ると11%(H26)→18%(H27)と増え、さらにこのH28年度は26%まで増えてきました。この割合が上がっているのは全国的な傾向で、中には40%前後の県もありますので、今後もっと増えていく可能性もあります。受験においても「自分の考えを説明する力」が必要になってきています。日ごろから自分を言葉で表現することを訓練しましょう。これは社会に出ても役立ちますね。